2016年 03月 23日
『手前みそ』をつくろう! の報告♪ |
2月18日(木)、28日(日)
熊谷家の「むかし家事教室」2015/後期 ~『手前みそ』をつくろう!~
を開催いたしました~
お味噌って、ほとんど毎日食卓に上がりますものね。
それを自分の手で作れるーなんていう心躍るイベント。
2日とも、定員を上回る沢山の方にお申込みいただきました~
ご参加くださったみなさま。ありがとうございました~
昨年につづいて先生は、発酵の達人ー橋田糀屋さんです。
熊谷家のカフェでお出ししている甘酒も、橋田糀屋さんのもの。
糀屋さんというのは昔はあちこちにあったそうですね。

橋田先生の軽快なトーク。
でも、手は休むわけにはいきません!
まずは、

糀と塩、大豆の煮汁(白湯)とを混ぜあわせて、寝かせておきます。
(糀のおかげ? 手がつるつるになる気がします!)

煮大豆は手で潰します。 袋に入れてビール瓶などでたたいたり、豆を潰す機械もあるようですが、今回はひたすら手で潰します!
お味噌づくりでたぶん一番苦労するのが、「大豆をやわらかく煮る。」ことと、「煮大豆を潰す。」というところかと思います。
写真に写っているのは、「石見焼のこね鉢」。
私の実家でもお団子をこねる時には今でも必ず登場します。 以前は、酢の物なんかをたくさん作る時にも使っていたような覚えがあります。
今回は、1人に1つこね鉢を用意することができず、ボウルやら鍋やら、使えそうなものをありったけかき集めました。
なんと この「こね鉢」の使いやすい事! どしっとしていて安定感があり、縁のところが太く丸くなっていて握りやすいんですね。
よく考えられてるな~と感心。
(オムラのほしいものリストへの記載がまたまた増えました。)
親子でのご参加


お友達といっしょにご参加


ご夫婦でのご参加

友達家族どうしでのご参加
おひとりでのご参加 (おひとり様どうしで共同作業)
みなさん、とにかくおいしいお味噌をつくろうと、必死で大豆を潰しました~
大豆が潰れたら、寝かしておいた糀と混ぜ合わせておだんご状にします。
空気を抜くようにしながら、しっかりと容器に詰めていきます。



日付などを書いて、新聞紙で包んでお持ち帰り。それぞれのお家で寝かせます。
これからじっくり熟成がすすみ、夏場の気温でさらに糀菌の発酵がすすんで、秋には食べられるようになるはず?!です。
こんなふうにまとめてしまうと、ずいぶん簡単に見えるので、ちょっと・・・なんですけど・・・
昔は大きな甕に一年分をまとめてどっさり作ったんでしょうから、大変な作業だったと思います。
子どもも大人も家族みんなで手伝って、近所の人たちと「手間返し」して作ったかもしれません。
参加者のみなさん。実際に自分で作ってみて、そんな事も想像していただけたかな?
さてさて、お掃除をして

休憩~


おやつは、昨年仕込んだお味噌ーのパウンドケーキです♪
橋田先生の、ためになる発酵のお話も、おもしろかったなぁ~
卒業証書授与式。

今回の講座は、今年度の「むかし家事教室」の最後の講座でした。
というわけで、6講座すべて受講された方の卒業証書授与式を行いました~
雨にも風邪にも負けず皆勤された方2名!!
「まさか、この年になって卒業証書がいただけるなんてー」とのご感想。
でも一番感動していたのは、たぶん私 オムラ。 ちょっとウルウルしてしまいました(笑)
***********************
くらしの学校石見銀山分校
熊谷家の「むかし家事教室」2015
総数151名の方に受講していただきました。
前期
・『野草茶』をつくろう!・・・6/2(火)
・『漬けもの』をつけよう!-しば漬け・福神漬け・ぬか床ー・・・7/29(水)、8/5(水)
・『洗い張り』をやってみよう!・・・9/10(木)
後期
・『お豆腐』をつくろう!・・・11/11(水)、11/17(火)
・『縫いもの』をしよう!・・・12/12(土)、12/15(火)
・『手前みそ』をつくろう!・・・2/18(木)、2/28(日)
第1回で作った『野草茶』は、その後のすべての講座のおやつの時間に登場しました。
『漬けもの』を作った時は、今からは考えられないくらい、暑い一日でした。
『洗い張り』の日は、そういえば雨で、張りものが乾きませんでした。
『お豆腐』では、泣く泣くミキサーを使いました。そして、何度も試作を重ねた結果、おからの食べ過ぎで胃腸炎になりました。
『縫いもの』は、寒い冬の一日でした。火鉢にあたりながら鏝や鯨尺、くけ台など、道具をうまく使いこなせず、予定時間を1時間もオーバーしてしまいました。
そして、最後の『お味噌』づくり。 使った道具は大豆をこねるための鉢くらい。あとはほとんど、自分の「手」を使って作りました。
「道具は手の延長」。
寒さをしのぐ衣服も、身体を休める寝床も、エネルギーの源となる食べものも、すべて「手」が生み出したもの。
昔と今とでは、生活のスタイルも全く違うけれど、
学校では教えてくれない「生きる力」を学ぶ学校、来年度も開校いたします!
今年度講座 および、東京の昭和のくらし博物館での本校講座を含めて、12講座を受講された方は「くらしの伝承士」として認定されます。
みなさまのご受講。心よりお待ちいたしております。
熊谷家の「むかし家事教室」2015/後期 ~『手前みそ』をつくろう!~
を開催いたしました~

お味噌って、ほとんど毎日食卓に上がりますものね。
それを自分の手で作れるーなんていう心躍るイベント。
2日とも、定員を上回る沢山の方にお申込みいただきました~
ご参加くださったみなさま。ありがとうございました~
昨年につづいて先生は、発酵の達人ー橋田糀屋さんです。
熊谷家のカフェでお出ししている甘酒も、橋田糀屋さんのもの。
糀屋さんというのは昔はあちこちにあったそうですね。

橋田先生の軽快なトーク。
でも、手は休むわけにはいきません!
まずは、

糀と塩、大豆の煮汁(白湯)とを混ぜあわせて、寝かせておきます。
(糀のおかげ? 手がつるつるになる気がします!)

煮大豆は手で潰します。 袋に入れてビール瓶などでたたいたり、豆を潰す機械もあるようですが、今回はひたすら手で潰します!
お味噌づくりでたぶん一番苦労するのが、「大豆をやわらかく煮る。」ことと、「煮大豆を潰す。」というところかと思います。
写真に写っているのは、「石見焼のこね鉢」。
私の実家でもお団子をこねる時には今でも必ず登場します。 以前は、酢の物なんかをたくさん作る時にも使っていたような覚えがあります。
今回は、1人に1つこね鉢を用意することができず、ボウルやら鍋やら、使えそうなものをありったけかき集めました。
なんと この「こね鉢」の使いやすい事! どしっとしていて安定感があり、縁のところが太く丸くなっていて握りやすいんですね。
よく考えられてるな~と感心。
(オムラのほしいものリストへの記載がまたまた増えました。)
親子でのご参加


お友達といっしょにご参加


ご夫婦でのご参加

友達家族どうしでのご参加

おひとりでのご参加 (おひとり様どうしで共同作業)

みなさん、とにかくおいしいお味噌をつくろうと、必死で大豆を潰しました~
大豆が潰れたら、寝かしておいた糀と混ぜ合わせておだんご状にします。

空気を抜くようにしながら、しっかりと容器に詰めていきます。



日付などを書いて、新聞紙で包んでお持ち帰り。それぞれのお家で寝かせます。
これからじっくり熟成がすすみ、夏場の気温でさらに糀菌の発酵がすすんで、秋には食べられるようになるはず?!です。
こんなふうにまとめてしまうと、ずいぶん簡単に見えるので、ちょっと・・・なんですけど・・・
昔は大きな甕に一年分をまとめてどっさり作ったんでしょうから、大変な作業だったと思います。
子どもも大人も家族みんなで手伝って、近所の人たちと「手間返し」して作ったかもしれません。
参加者のみなさん。実際に自分で作ってみて、そんな事も想像していただけたかな?
さてさて、お掃除をして

休憩~


おやつは、昨年仕込んだお味噌ーのパウンドケーキです♪
橋田先生の、ためになる発酵のお話も、おもしろかったなぁ~
卒業証書授与式。

今回の講座は、今年度の「むかし家事教室」の最後の講座でした。
というわけで、6講座すべて受講された方の卒業証書授与式を行いました~
雨にも風邪にも負けず皆勤された方2名!!
「まさか、この年になって卒業証書がいただけるなんてー」とのご感想。
でも一番感動していたのは、たぶん私 オムラ。 ちょっとウルウルしてしまいました(笑)
***********************
くらしの学校石見銀山分校
熊谷家の「むかし家事教室」2015
総数151名の方に受講していただきました。
前期
・『野草茶』をつくろう!・・・6/2(火)
・『漬けもの』をつけよう!-しば漬け・福神漬け・ぬか床ー・・・7/29(水)、8/5(水)
・『洗い張り』をやってみよう!・・・9/10(木)
後期
・『お豆腐』をつくろう!・・・11/11(水)、11/17(火)
・『縫いもの』をしよう!・・・12/12(土)、12/15(火)
・『手前みそ』をつくろう!・・・2/18(木)、2/28(日)
第1回で作った『野草茶』は、その後のすべての講座のおやつの時間に登場しました。
『漬けもの』を作った時は、今からは考えられないくらい、暑い一日でした。
『洗い張り』の日は、そういえば雨で、張りものが乾きませんでした。
『お豆腐』では、泣く泣くミキサーを使いました。そして、何度も試作を重ねた結果、おからの食べ過ぎで胃腸炎になりました。
『縫いもの』は、寒い冬の一日でした。火鉢にあたりながら鏝や鯨尺、くけ台など、道具をうまく使いこなせず、予定時間を1時間もオーバーしてしまいました。
そして、最後の『お味噌』づくり。 使った道具は大豆をこねるための鉢くらい。あとはほとんど、自分の「手」を使って作りました。
「道具は手の延長」。
寒さをしのぐ衣服も、身体を休める寝床も、エネルギーの源となる食べものも、すべて「手」が生み出したもの。
昔と今とでは、生活のスタイルも全く違うけれど、
学校では教えてくれない「生きる力」を学ぶ学校、来年度も開校いたします!
今年度講座 および、東京の昭和のくらし博物館での本校講座を含めて、12講座を受講された方は「くらしの伝承士」として認定されます。
みなさまのご受講。心よりお待ちいたしております。
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by kumagai-ke
| 2016-03-23 13:09
| 重要文化財