2011年 06月 03日
しつらい替えの様子 |
熊谷家住宅の座敷を、『夏のしつらい』に替えました。
入館者の方にもよく聞かれるのですが、熊谷家住宅にはエアコンなどの冷暖房機器はありません。一般公開をしている施設としては、ちょっと不親切・・・かもしれませんが、せっかく建物が当時(幕末~明治初年)の姿に修復されたのだから、本格的な“しつらい”をして、忘れられつつある日本住宅の美しさ面白さを再認識していただきたいと、平成18年の一般公開以降ずっと行ってきた大切な行事です。
それでは、5月31日(休館日)の しつらい替えの様子です。
①襖と障子をはずします。
『家の女たち』は、その名のとおりスタッフ全員が女性ですので、力仕事もすべて自分たちで行います。
“肉食系女子”ですので、問題なし。(そういえば最近聞きませんね・・・)
②葦戸(よしど)をたてます。
建具の量も膨大です。どこにどの建具をたてるか!熟練の技が必要です。
③御簾(みす)をさげます。
④網代(あじろ)と、籐筵(とむしろ)を敷きます。
⑤網代と葦戸を空拭きします。
⑥軸を掛け替えて完成。
見た目にも爽やか。日本の住まいの夏の表情です。
今回の軸は、岸田大江:書 「楽哉無一事」です。
「何と楽しいことではないか、気になることは一つもない」という意味の書です。
今日の気分にぴったりです。
入館者の方にもよく聞かれるのですが、熊谷家住宅にはエアコンなどの冷暖房機器はありません。一般公開をしている施設としては、ちょっと不親切・・・かもしれませんが、せっかく建物が当時(幕末~明治初年)の姿に修復されたのだから、本格的な“しつらい”をして、忘れられつつある日本住宅の美しさ面白さを再認識していただきたいと、平成18年の一般公開以降ずっと行ってきた大切な行事です。
それでは、5月31日(休館日)の しつらい替えの様子です。
①襖と障子をはずします。
『家の女たち』は、その名のとおりスタッフ全員が女性ですので、力仕事もすべて自分たちで行います。
“肉食系女子”ですので、問題なし。(そういえば最近聞きませんね・・・)
②葦戸(よしど)をたてます。
建具の量も膨大です。どこにどの建具をたてるか!熟練の技が必要です。
③御簾(みす)をさげます。
④網代(あじろ)と、籐筵(とむしろ)を敷きます。
⑤網代と葦戸を空拭きします。
⑥軸を掛け替えて完成。
見た目にも爽やか。日本の住まいの夏の表情です。
今回の軸は、岸田大江:書 「楽哉無一事」です。
「何と楽しいことではないか、気になることは一つもない」という意味の書です。
今日の気分にぴったりです。
by kumagai-ke
| 2011-06-03 15:42