2014年 11月 14日
秋の『雑もの茶会』の報告です♪ |
10月28日(火)
重文 熊谷家住宅で秋をたのしむ催し『秋の雑もの茶会』を開催いたしました~
なんと!今回で12回目!!
毎回楽しみにしてくださっている熱烈なリピーターさんに加えて、東京都、埼玉県、広島県、福岡県、松江市、奥出雲町、津和野町、川本町・・・と、なんと24名/30名の方が、大田市外からのご参加です!!
ここまで続けてこられた事。今回を含め、今までに参加してくださったすべての皆様。本当にありがとうございました。
今回の【お料理】はこちら。
箱寿司
吸い物:うどんなす
小鉢:鶏のみのむし揚げ
お茶:なんぞかんぞ茶(熊笹・桑・びわ・どくだみ・えびす草)
抹茶:千鳥の白
菓子:山路
漬け物:
ごぼうのピリ辛漬け
かぶの旨味漬け
長いもの梅酢漬け
です。 料理の腕もずいぶん上がりました!
「箱寿司」はこの辺りの郷土料理。お祝いの時などには各家庭で作りました。私のおばあちゃんもよく作ってくれました。
最近は手間もかかるし、他においしいものもたくさんあるし・・・で、あまり作らなくなりましたね。熊谷家では、スタッフYのおばあちゃんの作り方にならって、いろどりに赤と緑の棒寒天をちぎってのせています。
それからお吸い物。
このあたりでは「うどん豆腐」っていう吸い物をよく作るんです。細長く切った豆腐のすまし汁に片栗粉でとろみをつけたもので、うどんっぽく見えるってことなんでしょうけど、今回はそれをアレンジ。
片栗粉をまぶしたナスをお湯にくぐらせてー「うどんなす」と名付けました。
「鶏のみのむし揚げ」は、もちろん「みのむし」 が入っているわけではなく、
ジャガイモを千に切ってまぶしつけて揚げた姿が、みのむしっぽかった というワケ。
メニューを考えるのも大変ですけど、ネーミングを考えるのはもっと大変・・・
こちらは、みのむし揚げの下にひく紙を、どれくらいの大きさに切ったらいいか検討中の写真。 小さなことこそ大事です。
「みのむしは」出来るだけ揚げたてをーと、着物に着替えてから直前に揚げました。
セロハンテープ持つ姿さえも、色っぽく見せてしまう・・・
着物&割烹着&姉さんかぶり 恐るべし!
お抹茶は、大田駅前商店街にある吾郷明寿園さんの「千鳥の白」です。とってもおいしいお抹茶なんです♪
お菓子は、栗と小豆の浮島。秋の里山の情景をイメージして「山路」と名付けました。(とっても好評だったので、後のブログでレシピを披露しちゃおうって思ってます!)
漬け物は、いろどりと、甘い・辛い・すっぱい を考えて三品。
ごぼうは桜江町の抜群にいいごぼうが手に入りましたので、やわらかくおいしくできました~
ちなみに、朝6時に集合して準備しました!
(勝手に) 色っぽいシリーズパート2。
メインイベント 【器の紹介】。
お料理の器は熊谷家の家財道具ですが、お抹茶の器は参加者の皆さんにご持参いただいています。
事前に器にまつわるエピソードを書いて送っていただき、原稿を作ります。
器は当日写真を撮ってスクリーンに映し出し、エピソードとともに紹介するんです。
その場でご本人に紹介していただいたり、その器で飲まれた方に感想をお聞きしたり、器がたらいまわしにされたり・・・
たのしい器、うつくしい器、力強い器、もらい泣きしそうな器・・・30個30様の物語があります。
ただし、「抹茶がいただける形であればどのようなものでもかまいません」ーなんて伝えてあるので、本当に自由にあれこれ持ってこられます。
まあ、そんなことも見越して、たてにくい場合は別のお椀でたててから注いでます!
場所を移して【後のお茶】。
座敷でのお膳もいいけど、座卓を囲むと一段と場の空気がなごやかになります。たっぷり盛りつけた漬け物も、あっという間になくなりました~
【自己紹介】
『雑もの茶会』をきっかけに、たまたまこの場に居合わせたみなさん。ほとんどが初対面の方々です。
茶会で知り合ってから意気投合してお友達になったーなんて方もおられる程。
せっかくのご縁ですので、プログラムに自己紹介を追加しました~
こちらは、裂き織作家の[池松綾子]さんです。
手前右側が小泉和子館長。
池松さんと館長は、学生時代からの親友。 スケッチブック片手に河原をひたすら歩いた話・・・とか、(今の館長からはちょっと想像できませんが・・・)
そんなご縁から、土間に展示するタペストリーを作っていただきました。
タイトルは『石見銀山の四季』。間歩や大森の町並み、温泉津町沖泊の海岸風景などをスケッチして制作されたものです。
2日前には池松さんにお越しいただいて、吊り下げるための準備をしました。
土間に吊り下げたらどんなだろうかと想像を膨らませながら・・・池松さんとご一緒した時間は、なんというか・・・とても素敵な時間でした。
裂織は、布を裂いてひも状にしたもので織ってあるのでとっても重いんです。 吊り下げる装置はさすがに大工さんにお願いしました。
さすがにプロです! 200年以上前の建材に穴を開けないように・・・池松さんのタペストリーがステキに見えるように・・・と、いろいろ考えてくださって、完璧な吊り装置を作ってくださいました。
そんな、装置とタペストリーの前で、長坂行博さんと、玲子さんによる【演奏会】
実は本業はお医者さん。 午前中は診療、この後はインフルエンザの予防接種ーとご多忙の中(館長の熱烈なラブコールを断りきれなかったのか?)、 昨年に続いてのご出演です。
歌、ギター、ピアノ、チェロ。 そして、トークも抜群!
「涙そうそう」では、玲子さんが三線を弾き、行博さんが“ウチナーグチ”で歌をご披露♪
参加者のみなさんも、うっとりと聴き入っておられました~
こちらは???
熊谷家の真ん前で、『世界一小さなオペラハウス「大森座」』の工事を急ピッチで仕上げておられる職人さんです。
3時の休憩にお誘いしました~w
とっても忙しい最中に手をとめてしまって・・・でも、快くおうけいただき、ありがとうございました。
熊谷家で秋をたのしむ催し『秋の雑もの茶会』。
たくさんの方々にご参加いただき、また、たくさんの方々にご協力いただき、とっても素敵なお茶会を行うことが出来ました。
本当に、本当に ありがとうございました。
次は・・・冬をたのしむ催し『冬にまなぶ』です。
年明け、1月27日(火)開催予定です。 寒いでしょうね・・・雪が降ってるかもしれません!
そんな寒さも、たのしみに変えてしまう催しです♪
みなさまのご参加。こころよりお待ちいたしております。
重文 熊谷家住宅で秋をたのしむ催し『秋の雑もの茶会』を開催いたしました~
なんと!今回で12回目!!
毎回楽しみにしてくださっている熱烈なリピーターさんに加えて、東京都、埼玉県、広島県、福岡県、松江市、奥出雲町、津和野町、川本町・・・と、なんと24名/30名の方が、大田市外からのご参加です!!
ここまで続けてこられた事。今回を含め、今までに参加してくださったすべての皆様。本当にありがとうございました。
今回の【お料理】はこちら。
箱寿司
吸い物:うどんなす
小鉢:鶏のみのむし揚げ
お茶:なんぞかんぞ茶(熊笹・桑・びわ・どくだみ・えびす草)
抹茶:千鳥の白
菓子:山路
漬け物:
ごぼうのピリ辛漬け
かぶの旨味漬け
長いもの梅酢漬け
です。 料理の腕もずいぶん上がりました!
「箱寿司」はこの辺りの郷土料理。お祝いの時などには各家庭で作りました。私のおばあちゃんもよく作ってくれました。
最近は手間もかかるし、他においしいものもたくさんあるし・・・で、あまり作らなくなりましたね。熊谷家では、スタッフYのおばあちゃんの作り方にならって、いろどりに赤と緑の棒寒天をちぎってのせています。
それからお吸い物。
このあたりでは「うどん豆腐」っていう吸い物をよく作るんです。細長く切った豆腐のすまし汁に片栗粉でとろみをつけたもので、うどんっぽく見えるってことなんでしょうけど、今回はそれをアレンジ。
片栗粉をまぶしたナスをお湯にくぐらせてー「うどんなす」と名付けました。
「鶏のみのむし揚げ」は、もちろん「みのむし」 が入っているわけではなく、
ジャガイモを千に切ってまぶしつけて揚げた姿が、みのむしっぽかった というワケ。
メニューを考えるのも大変ですけど、ネーミングを考えるのはもっと大変・・・
こちらは、みのむし揚げの下にひく紙を、どれくらいの大きさに切ったらいいか検討中の写真。 小さなことこそ大事です。
「みのむしは」出来るだけ揚げたてをーと、着物に着替えてから直前に揚げました。
セロハンテープ持つ姿さえも、色っぽく見せてしまう・・・
着物&割烹着&姉さんかぶり 恐るべし!
お抹茶は、大田駅前商店街にある吾郷明寿園さんの「千鳥の白」です。とってもおいしいお抹茶なんです♪
お菓子は、栗と小豆の浮島。秋の里山の情景をイメージして「山路」と名付けました。(とっても好評だったので、後のブログでレシピを披露しちゃおうって思ってます!)
漬け物は、いろどりと、甘い・辛い・すっぱい を考えて三品。
ごぼうは桜江町の抜群にいいごぼうが手に入りましたので、やわらかくおいしくできました~
ちなみに、朝6時に集合して準備しました!
(勝手に) 色っぽいシリーズパート2。
メインイベント 【器の紹介】。
お料理の器は熊谷家の家財道具ですが、お抹茶の器は参加者の皆さんにご持参いただいています。
事前に器にまつわるエピソードを書いて送っていただき、原稿を作ります。
器は当日写真を撮ってスクリーンに映し出し、エピソードとともに紹介するんです。
その場でご本人に紹介していただいたり、その器で飲まれた方に感想をお聞きしたり、器がたらいまわしにされたり・・・
たのしい器、うつくしい器、力強い器、もらい泣きしそうな器・・・30個30様の物語があります。
ただし、「抹茶がいただける形であればどのようなものでもかまいません」ーなんて伝えてあるので、本当に自由にあれこれ持ってこられます。
まあ、そんなことも見越して、たてにくい場合は別のお椀でたててから注いでます!
場所を移して【後のお茶】。
座敷でのお膳もいいけど、座卓を囲むと一段と場の空気がなごやかになります。たっぷり盛りつけた漬け物も、あっという間になくなりました~
【自己紹介】
『雑もの茶会』をきっかけに、たまたまこの場に居合わせたみなさん。ほとんどが初対面の方々です。
茶会で知り合ってから意気投合してお友達になったーなんて方もおられる程。
せっかくのご縁ですので、プログラムに自己紹介を追加しました~
こちらは、裂き織作家の[池松綾子]さんです。
手前右側が小泉和子館長。
池松さんと館長は、学生時代からの親友。 スケッチブック片手に河原をひたすら歩いた話・・・とか、(今の館長からはちょっと想像できませんが・・・)
そんなご縁から、土間に展示するタペストリーを作っていただきました。
タイトルは『石見銀山の四季』。間歩や大森の町並み、温泉津町沖泊の海岸風景などをスケッチして制作されたものです。
2日前には池松さんにお越しいただいて、吊り下げるための準備をしました。
土間に吊り下げたらどんなだろうかと想像を膨らませながら・・・池松さんとご一緒した時間は、なんというか・・・とても素敵な時間でした。
裂織は、布を裂いてひも状にしたもので織ってあるのでとっても重いんです。 吊り下げる装置はさすがに大工さんにお願いしました。
さすがにプロです! 200年以上前の建材に穴を開けないように・・・池松さんのタペストリーがステキに見えるように・・・と、いろいろ考えてくださって、完璧な吊り装置を作ってくださいました。
そんな、装置とタペストリーの前で、長坂行博さんと、玲子さんによる【演奏会】
実は本業はお医者さん。 午前中は診療、この後はインフルエンザの予防接種ーとご多忙の中(館長の熱烈なラブコールを断りきれなかったのか?)、 昨年に続いてのご出演です。
歌、ギター、ピアノ、チェロ。 そして、トークも抜群!
「涙そうそう」では、玲子さんが三線を弾き、行博さんが“ウチナーグチ”で歌をご披露♪
参加者のみなさんも、うっとりと聴き入っておられました~
こちらは???
熊谷家の真ん前で、『世界一小さなオペラハウス「大森座」』の工事を急ピッチで仕上げておられる職人さんです。
3時の休憩にお誘いしました~w
とっても忙しい最中に手をとめてしまって・・・でも、快くおうけいただき、ありがとうございました。
熊谷家で秋をたのしむ催し『秋の雑もの茶会』。
たくさんの方々にご参加いただき、また、たくさんの方々にご協力いただき、とっても素敵なお茶会を行うことが出来ました。
本当に、本当に ありがとうございました。
次は・・・冬をたのしむ催し『冬にまなぶ』です。
年明け、1月27日(火)開催予定です。 寒いでしょうね・・・雪が降ってるかもしれません!
そんな寒さも、たのしみに変えてしまう催しです♪
みなさまのご参加。こころよりお待ちいたしております。
by kumagai-ke
| 2014-11-14 12:29
| 重要文化財